神話と民話について
※こちらの記事も、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
もうすぐお盆ですし、祖先の世界に所縁の深い
神話と民話のお話をしようと思います🍵
その方々のお立場によって
評価はイロイロな方ではありますが
民俗学で有名な柳田国男先生の御著書に
素晴らしい文章がありましたので
ご紹介させていただきたいなぁと思いまして。
ぜひ、神事(パワスポ系)や占術を通して
神話や民話にふれておられる方には
ご一読いただけましたら…幸いです。
以下「日本の伝説」という文庫本の
はしがきの内容をつまんでお伝えします。
伝説と昔話はどう違う?というと
昔話は動物のようで、伝説は植物のよう。
昔話は各地を飛びまわるので、どこでも似た姿を
見かけますが、伝説は一つの土地に根を持ちます。
ここを分けて考えるのが民俗学の始まりです。
…と、柳田先生。
占星術だけではなく、様々な事象を
伝承し、再考し、再検証していく人たちのあるべき姿勢を
これほどまでに的確に、わかりやすく…
真実への道を示していらっしゃることに
モーネルは感銘を受けました。
本題の数々の民話よりも、このはしがきにこそ
真があるような気がします。
1962年で、すでに故人となっておられますが
こういった方々のお話が
占星術の中に活かされていないケースが多いのは
神話(伝説)を扱う仲間として
もったいないことだなぁと…
お盆休みの、旅行の計画も素敵ですね(*^_^*)
しかし、こういうことに思いを致しながら、
何億年何万年の昔と同じ(はず)の風の音、
雷雨の音、秋の虫の音などに
何かを問うてみるのも良い時期なのかなぁと…🍵
気の長くなるような伝言ゲームの中で
その正体はほぼ摩耗しているとはいえ
神話、伝説、民話、常識、民族性などのカタチで
まだそこにあるもの…
はるかな古代の中に確かに実在した
先祖や超自然の理などは、実はすぐそこにあるもので
確かにそこに、ひっそりと…
埋もれているものなんだろうと思います。
この考え方、感じ方、掘り出し方をした時
世界の神話はまとまって、いくつかの姿になります。
それを生命の樹と呼ぶなら、そうなんでしょうね~