虚空座の世界
※こちらの記事も、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
ここ2つの記事で書きました
ちょっと不思議な「鬼門=貴門」を司る
サビアンとか、みえない星座について
ご説明してきたんですけど
何が言いたいのかよく伝わんなかったと
思うんで、なるだけわかりやすくまとめよう…と。
モーネル式の占星術では
見えないものを使っていくつかの自作パーツを
使用しているのですが
そのうちの2つは、あるポイントを
「陰身」と「陽身」に分割?しています。
陰身…なんていうと、生霊やへんな幻想などを
指すと思われそうですね。
個人の状態によってはそうなるかもしれません。
でも、個人の状態が良い(カンストする)と
安倍晴明なんかが使った「式神」みたいになります。
「陰=動=不安定=乱れ」ですので
コントロールが難しく、無意識に…アレなんですけど。
九尾の狐とか、六条の御息所のお話みたいな。
陽身は逆に、発現そのものが難しく
個人(お客様)の状態が正しい方向で
カンスト(一本化)しないと出現(作用)しません。
最初からあるんだけど、なかなか出ない。
「陽=静=安定=絶対」なので
出せると…いろいろ便利です🍵
キリスト教では天使の輪、仏教では如意輪とか。
まーそんな感じのアレです。はい。
その性質上、お金儲けとかのナマナマしい方向では
活躍しないんで日常生活では不必要ですが(笑)
三千世界に関わる方には不可欠だと思います。
知らぬ間にイロイロしょってるお客様もいるし
またオオモノだったりする場合もありますから。
そういう方って本当に困ってて
死の崖っぷちまで行ってる場合も多いんで…
「ち、近寄らないで!」とか「他をあたって!」とか
占い師の看板を出している方は、言わないでほしいんです…。
ましてや、怒鳴るなんて問題外で
ハッキリ言ってただの力量不足ですから
修行(勉強や経験)をしたほうがいいと思います。
わかるんですけどね、昔は私も
「すみません、専門外のお話なので…💦」と
他を当たっていただくようにお願いするしか
なかった頃があるんで。
でもせめて…崖っぷちの方に怒らないで…って。
つか、謝ろうよ、素直に。
「お力になれず申し訳ありません💦」くらいは…。
お話がそれちゃいましたが
陰は簡単にカタチになりますが
陽はとてもカタチになりにくい性質があります。
無欲(空)であるということは、現代の日本では
無気力や変人、はてはダメ人間みたいに言われますが
真に無欲じゃないと使えない(見えない)
不思議なナニカこそが「虚空座」の真の姿です。
…たぶん。ですけど(笑)
ゆえに、悟り、神性、啓示なんかも司ります。
幽鬼あふれ出す鬼門なのにもかかわらず、です。
なので、鬼門=貴門なのですね。
要するに、見る者の精神(特に無意識)の内容によって
陰の歪みを伴いつつ千変万化する
不思議なナニカを示す「精神の鏡」の星座なのです。
カンスト組にとっては啓示の門でもあり
ときに、お叱りの門でもあり…(笑)
その作用は不可逆的でありながら
けして一方的ではない三千世界への門です。
一方的どころか…むしろ干渉待ちの存在です。
「空=0地点」にして
「有=虚数や√=紋」ですから
神性が強すぎて、普通の方には理解しがたい
現実世界の裂け目みたいな場所です。
だから、不必要に干渉しなければいいだけですし
必要ならば清澄の心で啓示を受ければ良い…と。
出生時間の星座盤で鬼門に当たる方は
災厄や人生の転換期があるってことでもあります。
個人の星周りによりますが、ほぼ両方です。
パワスポとかもこれに当たるかもしれませんが
愚かな者にはけして見えず
卑しき心で近づけば魔となり
空でない者には虚ろな幻想となります。
たとえば、由緒あるお社様までわざわざ行っても
「〇〇だったらいいな~♪」とか考えながら
御神籤を引いたって「啓示」とは関係ない
「ただの印刷物」を手にすることになる…とか。
な~んにも知らない幼児のように引いてみて
はじめてそこに啓示が出てくる…みたいな。
「子供は神様のモノ」とか言われるのは
たぶん、このへんからきてるんでしょうね~。
お釈迦様も、入門希望者の僧侶に
「これまでに学んだことを全て捨ててからでないと
お前には何も教えることができない。
まずはその器を空にせよ。」
とかなんとか、おっしゃったそーです。
先にナニカの思い込みや目的があると
ぜーんぜんちゃんとした意味を持てないのが
「虚空座」の特殊性です。
鬼門の子午線(天頂)に虚空座があるからこそ
その方(お客様)の状態が良くなくても
占術師自身が「知らないものは知らないもの」として
そのまま扱えるような、ちょっとアホのような状態…
無欲で清澄な心(超現実主義)であれば
「陰身」からでも凶星からでも「啓示」を探ることは
じゅうぶんに可能です🍵
で、MCがホロスコープの中で一番強い理由も
たぶん虚空座の関係かなぁ?と思います。
まだ研究中なので、ハッキリとはわかりませんが。
まずは闇を払って「陰身」のパーツから
1つめの啓示を探り出すところから
モーネル式のホロスコープ解読は始まるのですが
それは、ゴール(最高到達点=未来=可能性)
を(ざっと)先に見るためです。
そして最後に「陽身の真の解」に至る、という手順。
陰から陽へと…超自然に逆らわない手法です。
陰陽をあまり加味していない
西洋占星術の技法には…ちと力任せ?人工的?な
不自然な部分が多く見受けられる気もします。
わかんないときはふつーに
「すいません、これなんですか?」
ってお客様自身に聞けばちゃんとつながるのに…
自己アピール好きで見栄っ張りな民族性が
ちょっと垣間見える気がします(笑)
お客様にもわかんないだろうなぁって時は
わかるまでボッケ~っと眺めるしかないので
1つ見るのに2~3日かかっちゃうんですけど(笑)
ちなみに「式神」的にイメージされやすい陽身は
その方の性質や祖霊的なナニカに沿った
さまざまな強さ、能力、形になります。
ですが、スピ系で言う「はいやーせるふ?」みたいに
都合よく自分を守り導く存在というよりは
超自然の理によって、必要な時は協力するけど
自己都合で「使う」ことはできない
奇妙なパートナーのような存在です。
普通の方で言うと、火事場のナントヤラみたいなw
ともかく、虚空座と正しく向き合えば
ご自身の中の宿命や神性を
鏡のように映し促す作用を致します。
基本的に鬼門ですから、事情も能力もないのに
ホイホイ触るものではありませんが…。
長々と陰身→陽身について語ったのは
この虚空座こそが最後の通過点だからです。
山頂についたら、もうそれ以上はないですよね。
そういう場所ってことです🍵
つまり、山頂で天地逆転を起こすには
この虚空を認識し、その中に己の姿を見て
正しく修正していく過程があるってことです。
そのための鏡なんですよね~
…あ、言い忘れましたが「虚空座(こくうざ)」って
モーネルが勝手につけた名前です。
だってまだ誰も名前つけてないので(-_-;)💦
「名無し座」では「貴門」の神様たちに失礼ですし…
この名無しっぷりもまたタテ世界の特徴ですねェ。
わかりやすい動画をご紹介いたしますのでどうぞ。
もっともおそろしいものについて - 凋叶棕 [Extended] (Subtitles)
です。
32分もあるけどループしてるだけで、実際は7分です。
術式、占術、鬼門を扱う職種に関わる方
願望の強い方、オカルトなどにハマりやすい方
つい自分に嘘をついてしまう性質の方
真理を追求する哲学的な方
などの出生時間の星座盤を見ると
「鬼門」に子午線が通っていることが多いのは
そういう理由だと思います。
べつに、なんかスゴイことがあるとか
そういうことじゃないのでご安心くださいませ💦
ただの…精神の夜明けの地平線への道です。本当は。
長くなりましたが、無と有の両方を同時に示す
「虚数」のような世界が、虚空座=鬼門です。
なんとなく…わかりやすく…??あれ~??
また失敗したでしょうか(-_-;)
占星術にも、数学的だったり哲学的だったり
陰陽道的な部分があるのね~
面白いんだね~って思っていただければw
…単純に、数字と錯覚のお話なんですけども
素晴らしい錯覚をご自身の解(御柱)とできれば
人生がより素敵になるものですから…
真実の愛とか意味って、カタチがないでしょう
つまりそういうことです🍵
神様やシャーマニズム・精神性などは
正しく創るものですね~、と。