ハウスと式について
※こちらの記事も、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
ここまで星たちのお話をしてきましたので
今日はハウスのお話をしたいと思います🍵
ハウスの分け方もいろいろありますよね。
太陽のある星座を1室にした「ソーラーチャート」
出生時間などが正確にわかれば「プラシーダス」とか
星座の本当(現実)の位置を中心に
まるで船乗りさんのように見る方法も…
ハウスと言っても、その分け方や理解は
人それぞれ…千差万別です。
しかし、どれだけの方が認識なさっておられるでしょうか?
30度ずつに分けてある(ソーラーでも同じ)
通常の占星術で使っている「ハウス」には
数字を利用した
「式=術」が、かかっているということを。
本来、ハウスは均等な大きさではありません。
なぜそれを30度ずつの12星座にわけて
考えていくことができるのか?
これは「数」の中の不思議な部分を把握していないと
まったく理解できないことと思います。
私は、魔女のように「術式」なんかに関わったりしない‼
占星術はれっきとした学問だ‼
そう思っている占星術師さんでも
30度ごとのハウスを使用している段階で
…すでに使ってるんですけど…(笑)
実際の星座の範囲とはズレたハウスを作って
いったい何を出しているのかというと
それは体の部位、方角、時間、相関性(象)…などです。
本来、星座には神話やイロがあるのであって
身体の部位なんか示していませんので…。
で、それを理解したうえで使えば
分解→再結合で「絵」を出すことができます。
ほとんどの方の場合、人体がちゃんと出てきます。
こういう部分からハウスを考えますと
別に円でなくともよいし(インド式では四角です)
カスプだってまっすぐじゃなくてもいい。
インドの方などは…ヨガ(精神修行?)とかで
特殊な形に体がアレしやすいですから…(笑)
ピョンピョン飛び跳ねるマサイ族の方なんかには
そもそも枠さえ必要ないかも知れません。
数字をつかってイロイロをあぶりだす。
不思議な絵を見る為の道具が
30度ごとのハウスという、ひとつの「式」です
こういったことをじっくりと理解できますと
自作でパーツを作り
さらに隠れたものをあぶりだすことも可能です。
土星の「検証・反証」みたいな感じで…反転させつつ。
わかりやすいたとえをしますと
ホロスコープの中には、実は「ろう」で書かれた
透明な記号がいくらかありまして
それをあぶりだすのには、ホロスコープを
黒い液体に浸す必要がありますよね~
そしたら「ろう」の記号が見えるよね~
っていう感じです。
で、それはキレイに均等な
ものばかりじゃないんだな、これが。
歪みを正すための「式」もあるってことです。
それを数式と言えば数式ですし
術式といえば術式です。
それをパーツとか、ミラーとか、アスペクトとか
Acsとか…イロイロ呼びますね。
30度ごとのハウスやミラーは黒の「式」
闇の幻月リリトやリリス、Pof、MCなどの
パーツは全て白の「式」に当たる気がします。
カタチになりやすさ(陰陽)を基準にすると。
単純に、土星が1室にあるモーネルだから
そう思うのかも知れませんが
前記事で「式神」に少しだけ触ったので
じゃー30度のハウスもその親戚みたいなモン
なんですよねーみたいに言いたかったんですが。
身近なところに生きている「式」は
化学や数学の世界だけではない形で
現代にもちゃんと普通にあるんですよね~
…気づいていない方が多いってだけで。
…と思うと、なんか楽しい…と思う…はず(笑)
魚座時代の「術」の時代から
水瓶座時代の「式」の時代に移行中なので
ちょうどいい話題かなぁと、個人的には思っています。