占星術の基本 ⑧土星
※こちらの記事も、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
火星→木星の活発な「動の世界」から
「星座以外の星や銀河」たちを見つけていき
できあがった「アラのある曼荼羅の大枠」が
土星の門を開きます。
木星までで「幻想=神話=イメージ」は卒業です。
土星の世界は、現実的なものや根拠に基づいて
その曼荼羅を埋めていく求道者の世界です。
木星が初歩的でアラ(歪みや間違い)のある
望遠鏡、羅針盤、天球儀、世界地図
という「大航海時代」みたいな
数百年前ほどの世界観とすれば
土星の世界は、現代そのまんまです。
でも、現代文明とは
過去の積み重ねの結晶ですから
歴史や努力などを司ります。
「さまざまな大勢の力」で獲得した成果を
裏から表から再検討し
検証し、間違いを探しては修正し…
そうやって「答え=理の欠片」を出していきます。
その過程が「反転」の作用として出やすいのです。
わかりやすい画像を2つにわけて作ってみました。
交互に見ていると、違う部分=間違いが見えます。
2つをパパパっとアニメーションのように
高速で入れ替え続けると
間違いの部分が点滅して見えますよね。
これが土星の「反転」の意味です。
土星の世界はたぶんかなり暗くて
細かい星々までよく見えるのでしょうね。
神話、イメージ、幻想などを頼りに
活発に想像力を駆使して
見えない答え(星)を探していた木星とは違い
ただただ静かな状態(明鏡止水の境地)で
すでに見えているものの答え合わせをして
取捨選択をしていき
様々な分野での成果をあげます。
たくさんの人々、時代、分野、事象、森羅万象から
バラバラに発生した「もっともらしいもの」を研きあげ
その小さな結晶を整理するのが土星の役割です。
それを綺麗に並べられたとき曼荼羅が完成します。
ただ、まだそれを「見る=感じる」ことは
ちと難しい状態です。
自身では現実主義者だと思い込んでいるので…。
実際には「超現実主義者」なんですけど。
で、それに気づいて開眼したらゴールです。
見えようが見えまいが同じことで
真理=曼荼羅を完成させると
ある浄玻璃(真実を映す精神の水鏡)が現れます。
これが外惑星の中でも「不可視惑星」と呼ばれる
トランスサタニアンの世界との境界線です。
代償と報酬の、魔術的で不可思議な…
苛烈な運命の世界への道ですから
通常の世界でふつーに生きていたければ…
引き返すなら今…という
ボーダーラインでもあります。
それが土星の「防衛線」という意味になってます。
数学(化学)の世界では
「リーマン予想に挑むことは自殺行為」と
言われていますが…そんな感じです。
へんな常識や現世の幻想を完全に消し去って
精神すっぱだか(完全な無=冥)にし
この危うい浄玻璃に飛び込んでしまうと…
地動説を唱えて天に召された人のように
世間からは変人・嫌な存在として認識されたり
自分の世界観の軸が変ってしまうので
二度と、世界を同じように感じる道に
戻ることはできません。
そこは理と運命…「見えないものの世界」ですから。
このへんの感覚がわかりやすいのが
ディズニー映画の「マダガスカル」です。
3まであるのですが、1だけでも充分ですので
お時間のある方は…ぜひご参考にどうぞ🍵
研究者気質や使命感や夢などで
ここまで辿り着いて来た人でも
これ以上の必要がなければ飛び込まないほうが
良い人生になると思います。
へんなオカルトや歪んだ常識の服が脱げない人
0から我が道を歩む性格ではない人には
「真理」に至ることが不可能ですから…
ですから、現実問題を見る時の目安として
木星と土星を活用するのが良いと思います。
そんなわけで、化学や時代は一進一退で
ゆっくりと…なのでしょうね。
自己都合でどーにかなるもんではないというか。
つまり土星は現実と時空の交差点です。
過去や未来との。
だから土星は白黒の世界なのです。
絶対の1本の矢→2極→運命の3女神の干渉
このリズムの根本となる「陰陽」を示すので。
土星の輪の9つは安定的なリング状で
3つは不定的な円弧になっています。
木星よりもトランスサタニアンの影が強い…。
そりゃ木星より近いから当然なのですが
土星の示す「影=シャドウ」はこれ…と。
火星→金星への干渉も「降魔の時」でしたが
こちらはトランスサタニアンの干渉でしょうから
もっと規模の大きな「降魔の時」を示します。
なので、悪く出ると
戦争、災害、魔女狩り、暴力、怪我、事故、厄…
みたいな感じになります。
死神やブラック企業の社長のような…。
良く出ると
求道者、シャーマン、研究職、責任者、科学者
時代をけん引する天才気質の人、職人、プロ
なんでもアリでナニカを守る
戦国武将みたいな強者や政治家…
など、時代(社会)を少しずつ動かす感じになります。
なので、土星は「時計」に
例えられるのかも知れません。
23:59分の次は、同じ0:00分になるのか
まったく違う✫:8?分になるのかは…
運命の矢と選択次第ですが。
ですから、オカルト主義者は
曼荼羅世界の住人=シャーマン=魔女
にはなれません。
無(冥=静)になれない人も同様です。
お話が脱線してしまいますので、このへんは
シャーマニズムの世界の記事をどうぞ。
(トランスサタニアンのカテゴリです)
木星と土星の2天体だけで、惑星全体の質量の
92%を占めますので
ふつーに社会の流れとか見たらいいと思います。
というわけで、土星を強く持った方は
苦労や挫折や間違いや…いろいろ経験しますが
意味もなく、ただ運が悪いのではありません。
最後にはちゃんと見合った成果を手にします。
休養や現実生活を大切にしながら
精神は「静の状態」に軸足をおいて
ささやかな違和感を感じるアンテナを磨き
持久戦を戦い抜くと良い気がします。
最後はとても穏やかでナニカが豊かな人生に
ゴールできることと思います。
ここからは余談になりますが
木星と土星は対になっているだけではなく
5:2の軌道共鳴も持っています。
でも、そこはあまり重要ではなくて
土星の北極に六角形の波紋を持っている
ことのほうが意味があるんですよね~
金星→火星ワープも「見えない」六角形でした。
金星の示す五芒星に人が飛び込むと「6」なんで。
土星もカンストすると別世界へとワープする
ことを示している気がします。
もちろん、外惑星でも特殊で苛烈な…
トランスサタニアンの世界へ。
天王星(冥王星・海王星と入替わってる?)の門の
カギは代償と大きめの運命の矢の2つです。他は一切なし。
拒否はできるのが救いですね💦
…で、それが土星の「停止」の本当の意味です。
進めぬ人の平穏を守るための作用です。
誰もがスーパーになれるわけじゃないし
なりたいわけでもないでしょうし
能力の発揮と幸福はイコールではありません。
よって、土星の強い方の「高望み」や「野心」は
あんまり良い結果に繋がりません。
常に心は清澄(素朴)でいることが大切です。
大器晩成型ですから、どうぞ焦らず🍵
土星の持つ、不思議な部分に
もし名前をつけるとしたら「卑弥呼=日巫女」。
このへんが伝わりやすい動画は
「ALI PROJECT - 卑弥呼外伝 Full 」で検索を…。
かなり歌詞が聞き取りにくいので
「卑弥呼外伝 歌詞」とかで検索してから
見た方が良いかも知れません。
モーネル式では、外惑星の定義?は
火星、木星、土星の3つだけ。
ある「目的」に沿って動いており
ここまでの通常の時間軸のヨコ(円)世界から
時空の特殊な、タテ(螺旋)世界に行きますから
トランスサタニアンの世界は
完全に別物だと思うんですよね~
だから1個目の天王星は横倒しなのかも(笑)
ヨコのヨコはタテですから。