占星術の基本 ⑦木星
※こちらの記事も、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
トランスサタニアンも見えなければ
化学の道具もない2000年も前に
火星の「歪み=魔」が金星をお迎えに行く
金星ワープの始まりの時期を
「降魔の時」と称したお釈迦様のシャーマニズムは
すごいなぁと感心しつつ…
そっから複雑化していく続きを書くのに
頭をひねっているモーネルです💦
なんでも「言葉」にできるわけじゃないのよね~
が…がんばります💦
降魔→悟り→覚悟と自覚の世界へ…
で、「守りたいもの」や「ひとりの限界」に気づき
タフさを身につけて…木星の門が開きます。
そこは、火星よりは星が見やすい世界です。
星座くらいは見える…って感じ。
小さい星とか星雲とか、遠くの星は見えていません。
火星を社会人1年生とすれば
木星は中間管理職あたりです。
もう仕事はできるのだけど
取引先や人間関係で苦労する…。
同期や後輩の出世が気になる…。
わかりやすーく言うと、そんな時期です。
極でも赤道でも温度差がない
木星の主な作用は「平等化=平均化」です。
膨張→爆発→消滅
みたいに見える作用もありますが
世界中に散っているだけで
消滅しているわけではありません(笑)
人類史や生物学…それに付随する
神話の共通性などが良い例だと思います。
役割は土星の「アシスト」です。
ただ対になっているのではありません。
アシストする側になるか、される側になるか
または両方か…は人によります。
悪く出ると、すごく手のかかる問題児。
良く出ると、尽くし甲斐のある秀才。
普通くらいだと、プラマイゼロで平均的な人。
運勢も同様になります。
多少、自然や哲学との関わりが強くなる程度です。
ゆえに「集合知」「公約数や平均値」なども示します。
木星の衛星は4つですが
そのうちの3つが共鳴関係にあるため
ちょっとトランスサタニアンじゃないですけど
その真似事=ゴッコくらいの作用をします。
本物のトランスサタニアンの作用は
基本的に能力(運命)の開花に向かいますので
そんな感じが多少でてきます。
トランスサタニアンの作用を少しばかりうけている
と思っても良い気がします。
そんな、少し不思議な土星への導き手です。
…でも、まだモノゴトの意味は拾いきれてないので
質より量‼意味よりカタチ‼内容より結果‼
みたいになりやすいです。
そのつもりがあろうがなかろうが
不思議と他人に影響を与えます。
どんな影響かは星周りや個人の状態次第です。
多少のひらめきはありますが
木星の世界はまだ開眼まではしてませんので
基本的に秀才型です。
カンストすると数年間ほど一世風靡します。
特に何もしなければ平凡&のんびり…です。
普通くらいの方の出方では
良くも悪くも平等主義な頑固者になりやすい。
だからこそ助け合い精神があるのですが…。
でも、これが土星の門へのカギを
見えにくくしているんですよね~💦
平等や公平というのも善し悪しでして…
100mの一流選手に音楽の授業をさせても
仕方ないわけです。
でも、一流選手などのルーティンには
音楽や習慣などの、まったく畑違いの要素が
必要になったりもします。
料理の研究に、サムライの言葉が役だったり…。
木星の強い方は、そういう複雑な関係性や
特殊な出来事に対して
頑迷な(単純な)反応をしやすいのが問題です。
そして、そこが出口です。
質より量!意味よりカタチ!の考えでは
絶対に突破できない壁が必ず出てきます。
世の中も人間も、単純ではありませんので
おのずと拾いきれない事態になるのです。
で、一般的な考え方では理解しにくい
特殊なモノゴトの中身を、火星の世界で作った
自分なりの価値観で決めると不正解になります。
「決めつけないで‼」
と木星の強い方はよく言いますが
それって、いわゆる「投影」なんですよね~
無意識に…ですが
一方的に決めつけて考えているのは
自分なんだと気付く方向に進まされます。
木星とは、アンビバレントな
「投影の世界」なのであります。
そこに気が付きませんと…
トランスサタニアンもどきの衛星もありますし
次の土星の世界への門番はキビシーですから
頑固な方ほど長く苦労します。
ゲンキンで単純なのに現実味がない
不思議な…妙にフワフワした世界なのは
衛星と対の星の関係で
特殊さと平凡さの狭間を反復しているせいです。
このへんがわかりやすい動画は
中島美嘉さんの「永遠の詩」です。
木星の強い方とお話すると感じるのですが
「すごく大事な話」と「軽い話題」が
まったく同じ調子で語られる(扱われる)特徴があります。
そんな感じで、木星の世界の中では
たとえば…単なるゲン担ぎや無意味な習慣と
重要な歴史や神話がまったく同列になっているのです。
ゆえに「森羅万象」を司ったりもします。
神話とは、自然現象が発生源やシンボルですから。
それらひとつひとつの意味(中身)を
事実(現実的な根拠)や時系列に基づいて
きちんと理解=整理していきますと
一気にビビビッ⚡と一本のナニカが繋がって
「理(ことわり)」の大枠=地図ができあがります。
神話や民話、習慣性ばかりではなく
雷、電波、磁気、地図、遠い世界、開花
なども木星の示すところです。
すると「実生活での(個人の)最高到達点」を示す
土星の世界の門が開きます。
普通くらいの生活をなさっている方でしたら
木星の世界のカンスト付近まで
「気づき」を得れば、穏やかな好循環に入り
満足できる人生になると思います。
アンビバレンツの解消さえできればいいかなと…。
ここから先…土星の世界は
ナニカを追い求める、求道者の世界ですので
無理に行かなくていいと思います💦
木星がカンストすると、個人のナニカは開花して
曼荼羅の大枠のようなものができます。
木星の世界は、望遠鏡などの時代の
占術みたいな感じです。
大雑把でアラがあっても「実用品」だった時代。
いかに平凡であろうとも
実生活の充実は大切なものですから
木星は、現実的な生活(感覚)の目安として
活用するのが良いのだろうと思います。