追記:「⑮悪魔」の意味について
前の記事で「⑮悪魔」を扱いましたが
一つだけどうしても追記したいことがあります。
別々に書いたのは記事の長さの問題ではなくて
本当に別記するべき事項だからです。
よくタロットの入門書なんかには
「悪魔」の意味の中に「同性愛」とかを
含めて解説されたものがありますが
モーネル的には絶対それはないと思います。
なぜなら、いわゆるLGBT(SQAとかも)は
率直に申し上げまして
まったく「異常ステータス」なんかではないからです。
いわゆるノンケ(ヘテロ=異性を普通に好きになる人)
が生まれてくるのとまったく同じ自然現象そのものです。
差別うんぬん、平等どーのでもなくて本当にそうなんです。
なぜ、私たちは古代の知恵を借りながら
古代の世界で起きていたことに着目しないのか
モーネルは不思議でなりません。
キリスト教だけではなく、あらゆる宗教のニュアンスが
タロットの中に紛れ込んでいるので
どうしても宗教上の都合が出てくるのだと思います。
「悪魔」に限らずのことですが
タロットを解読する者にとって、それらは
すっっっげぇぇぇぇぇえ「邪魔」です!!!
古代の戦争がどれほど陰惨なものか
戦車や闘士のカードを見ても
奴隷が実在した時代だと言われても
まだ想像できないでしょうか?
残酷さの中に雄々しさの正義があった時代なんですよね。
それは、現代的な価値観で
単純な善悪に切りわけて良いものではありません。
その恩恵にあずかっている身でありながら
先人たちの苦労をなじるのは、愚かな子供の正義です。
個人主義をよしとされる現代人の私たちにとって
遠い過去や未来について
または生物の本能である「全体での営みや役割」は
見えにくくなってしまうのです。
「知らないもの=ないもの」ではないのに…。
仏教では、知らないものを知らないという所から
考え始めるのが知恵なのだと言っています。
モーネルもそこは同感です(仏教は苦手な部分も多いですが💦)
というわけで、善悪だのなんだの全部ふっとばして
古代まで空想を移動させてみますと…。
強い民族が、飢饉だの宗教だのの理由をつけては
でも実は単純な「生存本能」に突き動かされ
弱い(自分たちが勝てそうな)民族を狙って、
激しい生存競争をしかけますね。
それは戦争ってより、もうただの殺戮みたいな…。
これは人間じゃなく、ライオンの群れでも
菌でも同じことで、生物は食物連鎖以外の理由で
「食いあう=殺しあう」ことも多いのです。
それが自然の厳しい横顔です。
それに従って起きた戦いだとすれば
負ければ非常に無残な結果になるのではないでしょうか。
キリスト教の聖書も、最初のほうは
赤ん坊を全員あーしたの、子供を生贄にするのと
けっこうなドロドロが「普通」に書いてあります。
ひとたび生存競争の原理が動けば、負けた方は
男子は全員、いないものにされ
女子は全員、自分たちの子孫を生むものにされたり
全員がやられてしまうなんてことが
たった千年前あたりまでは当前の世界だったのです。
(現代でもそういう状況にある国は実在します)
そのとき、妊婦さんや赤ちゃんは
目の敵のように殺されたことでしょう。
だからこそ「女帝=妊婦」のカードには盾が描かれて
いるのではないかとモーネルは思うのです。
そういう状況では、負けた民族は
「すぐに男女を別々に分離された」
と考えて間違いないと思うのです。
生死に関する記憶というは最優先事項ですから
そういう「負け戦の怖さ=絶滅の恐怖」は
勝者側のDNA的な記憶にもしっかり根付きます。
そして、今回は勝ったけれども、負けたときのために
負けても絶滅を避ける方法を
「体」が自然と発案し、実行するのです。
男女を即、別にされても生存させるには…?
そこでLGBT(SQA)等の人々の出番です…。
男子グループの中に、ボーイッシュな女性が混じっていたら?
女性グループの中に、いわゆるオカマさんがいたら?
…生殖は十分に可能です。
その非常事態の中でさっさと妊娠させ
妊婦さんになった人たちを
(命がけで)全員で逃がせばいいのです。
だからこそ、毎世代かならず一定の割合で
LGBTとかの人々は生まれてくるのだと思います。
母体がストレス(負けや恐怖)を感じたとき
生まれやすいという研究結果もちゃんと出ていますし。
夜襲に備えて、36人に1~2人が完全に夜型な人として
生まれてくるのと同じ理由で、ちゃんと説明がつきます。
じゃあ完全な同性愛者は?というと
それこそ「さらなる非常事態=予測不能の事態」への対応策
のような気がしてなりません。
目が猿から人へ進化して星が見えたら
ほかに星(生命の可能性)があるってことを
嫌でもDNAレベルで理解してしまいます。
ただでさえ、絶え間ないウイルスの飛来で
肉体は古生物の時代から常に宇宙と戦っているので…。
宇宙人が地球人に圧勝したとき
何がどういう理屈でどうされるかなんて
いまだに誰にもわからないですよね。
モーネルも想像できません。
ただ、ウイルス以外は、隕石か
知的生命体であろうことは確かです。
隕石は、山や海や大陸にとにかく広がって
バラバラに住むことでしか回避できません。
仏教徒とか少数民族のような人々は
生存の可能性を広げるための「隕石対策要員」
じゃないかと思っています。
Y遺伝子の絶滅やX遺伝子の絶滅は
ウイルス関連から予測できるものかもしれないし。
(すでにY遺伝子は損傷しているという説もあります。)
異性と交わらないで生きる人が一定数いないと
その危機も避けられません。
危機の原因が知的生命体だった場合。
形はどうあれ、なにか人に近い生物であろうことは
たぶん間違いないと思います。
そうしないと単純な道具さえ作れず
はるばる地球まで到達できないと思いますので。
やってきた宇宙人が皆、外見上「♂」に近かったら?
または「♀」に近かったら?
宇宙人との生殖による「進化」の可能性もあるし
絶滅も回避できるかもしれない。
自分たちより優れた人類?と「和合」の可能性を
広げていくには、様々な基準で人と接し行動する
そういう人間も必要になるのではないでしょうか?
自分より賢い存在に、嘘や取引きなど通用しませんから。
宇宙をすごい機械と文明・文化でかっとんできた人達に対し
まだまだ原始人みたいな地球人が作った
印刷機で作ったお金という「紙」や
地球人さえいまだに救えない「宗教」や
金銀財宝や資源などという「石ころ」が
役に立つとは到底考えられません。
なので、モーネルはLGBT(SQA)は
完全に自然現象だと思います。
個人個人を現代(今)だけの基準で
しかも心理学とか思想哲学の分類だけで見るから
わけわかんなくなってるのだと思いますよ…(;´д`)
生物(人間・民族)全体での生存競争として考えれば
すぐに本当の存在意義が見えるのに。
モーネルはこう思います。
夜型の人は、野戦対応のサバイバル型。
レズビアンの人は、輝夜姫のような宇宙対応型。
オカマさんの人は、絶滅回避型。
実際、LGBTの中でも多くの人が
生殖期の末期あたりで、お子さんを望んで
普通に結婚して子供を複数人持っているのです。
「非常事態における生殖の要」としての本分を
ちゃーんと発揮しているんですよね。
ヘテロ(異性愛者)の場合はそこがメインじゃないので
どうにも恋愛(生殖関連)について
個人的なこだわり(志向)の強い人の存在意義が
理解しがたいのだろうと思います。
というわけですので、「悪魔=異常ステータス」に
LGBT関連の人を置くなんて
あんまりにもオカルト脳すぎると思いますよ…。
確かにいわゆる「ハッテン系」の人は
ヘテロの「不倫中」「淫ら」などの人と同じくらい
心理的に「異常ステータス」だとは思います。
不自然な、精神性の希薄な関係に溺れるところとか
まー、そっくり同じです。
それは確かに「⑮悪魔」のカードに忠告を受けるでしょう。
でも、そういった状態にないLGBTの人は
ちゃんと違うカードで表現されています。
欲求をコントロールしたり、不本意な事情を受けて立ち
自分の「生殖の要」としての役目を果たしている人は
「⑭節制」で表現されることが多いと思います。
備えあれば憂いなし、精神性の高い自然な存在。
ハデさはなくても必要な人です。
孤高に輝夜姫であることを決めた人たちは
「⑰星」独身主義者とかの姿で表現されます。
もう一人でいいや!みたいになっちゃった人は
「⑨隠者」で表現されたり…。
「悪魔=異端者・異教徒」の解釈にこだわっていると
性的志向どうのの以前に
真人間かどうかやまっとうな関係性であるかどうかを
を見ることが不可能になります。
まったくデッキが読めません。
あなたは同性愛者だから「悪魔」が出てるけど
きっと良縁だよ!だいじょうぶよ~(*´▽`*)
とか、間違えまくった占い結果を出してしまいます。
ダメですってば…(/_;)
悪魔が出たら、もう何がどーでもほぼ赤信号。
その時だけは良くても絶対にダーメーなーのー!(-_-メ)
性的少数者だからという理由だけで
特別なリーディングをする必要はまったくありません!
モーネル自身は占星術がメインだと自認してますが
タロットをメインにお仕事をなさっている方には…特に
ぜひこの解釈が広まってほしいなと思います。
入門書からはじめたばかりの方々の誤解も
いつか解けるといいなぁと願っております(*´▽`*)