蟹座3 毛長鹿を連れた男
※こちらの記事は、自身のアメーバブログからの転載(改修)です。
今日は久々にサビアンシンボルの解説です。
蟹座3「シャギーディア(毛長鹿)を連れた、毛皮の男」
について解説してみます🍵
だいたいの解説では、よーするに
「寒々しい困難な状況の中を進む時です」って感じ。
人によってはこれを「南極探検」とか言ってる。
仏教やキリスト教的な「鹿」の意味を
うまく消化してないんじゃないかな~?と思います。
日本にも強くありますね~、鹿の信仰。
皆さんが巳神様とか龍神様とかって言ってるの
あれ、事実を辿ると鹿の骨だったりします(笑)
大昔の占いは、亀の甲羅や鹿の肩甲骨などを割って…
よーするに神降ろしのヨリシロにしたのでしょうから
残りの骨をお祀りしたケースもありそうですね~
縄文時代の日本にも
巨大な体のオオツノシカがいました。
中国にも親戚みたいな種はいたようですが
角を巨大化させる際、カルシウムをあげすぎて
滅亡してしまったようです。
日本のヤベオオツノシカはシンプルながらも
面白い手のひら型の角をもち
1万4千年前まで本州などに生息していました。
化石の主な出土先は、信州、毛野(群馬・栃木)など。
2万年前にはすでに毛野にストーンサークルがあったので
最低でも数千年の間
人間とオオツノシカが一緒に生きていたんですね~
一番最近の出土は、栃木県足利市です。
その前が、群馬のあるお寺様。
そこで蛇神様のお骨?として祀られていたものが
ヤベオオツノシカの骨でした。
化石(骨格標本)から、肉食獣などに食い荒らされた後を
しっかり想像してみると、確かに蛇神様の骨っぽく…
龍神様の骨のように見えるだろうな~と(笑)
野生では栄養価の高い内臓から食べられますから
肋骨は損傷し、手足は持ち去られ…
頭から尻尾までの脊椎だけが残れば、そう見えます。
このように、鹿って意外と
いろんな信仰の根源に近い位置にいる
不思議な生き物なんですよね~
200年くらい前まではアフリカに
夢のように真っ青な鹿も実在していたようです。
その美しさのあまり、狩られて滅びました。
どんなに素晴らしい生物でも
最後まで狩りつくす人間の浅はかさ…
せめて毛皮からIPS細胞とかで復活させられる日が
来ればいいなぁと願います。
とにかく鹿ってのは、様々な信仰の根源に
ひっそりと寄り添いながら、実益をもたらしました。
食料、毛皮、漢方、インテリア、芸術、道具、高級品…
他の生物の糧になりながら、反撃もしなかったので
平安と豊かさ、従順などの象徴だったのだろうと。
毛の長い鹿は、寒い地域や環境(運勢)を示すと
解釈している方がいますが
それはあくまでも現代人の目線かと。
鹿は毛が長いんだから、ちょっと寒いくらいでは?と。
毛長種に示されてるのは「高山→信仰の根源」
であって、寒さは主体じゃないと思うのよね~
もちろん、若い時や単純な人には
サビアンシンボルはそのまま出たりしやすいです。
でも、そのままじゃないと気付かないから
そう感じるだけのような気がします。
「そのまま出にくいサビアンシンボル」だと
そういうことが分かりやすいんですよね~
東京で毛長鹿を見るのは難しいですから(笑)
サンタ&トナカイ、アシタカ&ヤックル、竜騎士などの
ファンタジーな出方をする人が多そうですね~
モーネルの解釈ですと、むしろ、種や常識の壁を越えた
風通しの良い心理状態を保つこと
自然のナニカと寄り添いあうことで発展するものを
さしているような気がします。
「ナウシカと王蟲」のよーな劇的な感じじゃなくて
もっと当たり前に、見過ごしやすいくらいのもの。
黒猫が横切るとか、カラスが鳴くとか。
「もの忌み」や「招き猫」、ひいては「八咫烏」など。
ある生物が、なにかの兆しをもたらす。
言い換えれば「導きの獣」と言ってもいいサビアンです。
なぜなら、牙を持たない鹿たちは
毎日いくつかの水場を巡回しながら生活しているから。
それは巡礼の旅を思わせますし
迷い人は鹿についていけば
必ずその日のうちに水を確保できるので。
伊勢神宮の遷宮の夜も、ムササビや二重の月虹が
出ておめでたかったんですが、あれ。あの感じ。
生物の種・科学・常識とは違う理解を伴う現象。
「南極の犬ぞり」のような、人為的・目的ありき
操作可能な範囲のお話ではない。というか。
自分も「毛皮の男」でなければならないので
野生のカンとか自然・超フラットな感覚は
持っていなければ無理だろうな~という。
ちょっと古い感覚(迷信?)の力を発揮する時。
英語では、鹿の複数形に「S」をつけません。
羊、魚、鹿などは、何頭いようと単数形…
群れているのが当たり前なので、数えないらしく。
日光の御神域も鹿の生息域とけっこう被ってて
巳神様と鹿の関係は、別の面も持ちながら絡む感じ…
鹿なんだけど水神で天神で龍神。補陀落ワールド。
種の壁どころか個の壁さえ、ないも同然。
どっちかっていうと、森の迷子が
見かけた鹿になんとなくついていったら村に戻れたよ~
みたいな流れっていうか。
私も火星がこのサビアンなので
テキトーに運転しては、気に入った車や動物などを
追跡してちゃんと到着することが多いです。
あと、ドライブ先や途中で、動物たちと関わります。
並行して飛んだり、ふと現れたり。
単純に、私が野生児のよーな人だからですが(笑)
でもやっぱり、このサビアンを上手に出せると楽しいです。
自分の心が人間社会だけに囚われないから…
だから信仰の根源と関わるのかも知れませんね~
易経にも「離為火(りいか)」という卦があり
それに相当する部分も大きいです。
柔らかな野生の「智」に従って吉。
イライラしても短気・強硬は凶。
スピ系?の出方としては
「人間を捨てる(種を超える)手前くらいの状態」ですが
神性を求めるあまりに人間を汚く思い
排除したくなる自分を「正当化する」ような人は
これにまったく該当いたしません。
難病で生まれてくる子供たちの顔を知らないから
「人間は汚い」なんていう
世間知らずな正義に浸れるんですから。
そう思いたくなる時もあるのは普通だけど
「ずーっとそうで当然」なのは、問題アリかと…
強迫観念や損得・優劣への過剰反応は
一種の病理ですが
このサビアンは、その真逆に位置するものです。
これが分かると、神仏の表情の柔らかさから
感じとれるものも多かろうと思います🍵
わかりやすい動画は
「As the Deer 日本語」
などで検索してみてください。
最近、御朱印や寺社めぐりが流行っているんですが
極端に走っておかしな「修行?」をしたあげく
勝手なことを言う人をネットで見かけます。
悪い意味で、人間の自分を逸脱してるように感じます。
ペットやご近所さんと、サラっと仲良くしている人の方が
このサビアンに近い気がするなぁ🍀
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