大アルカナの意味 ㉑世界


「㉑世界」は最後や最高のカードと言われながら

なぜだか別名「マギの王冠」なんて呼ばれてもいます。

マギというのは色んな意味がありまして

奇術師、邪教の司教、占星術師、呪い師みたいな

ちょっとうさん臭い意味を含みますので

その「王冠」ってあんまり誉め言葉じゃないと思います(*_ _)

最高のラッキーカードと認識されながら

なぜそんな呼称があるのかというと

これもまた…キリスト教の都合だと思います。

異教の神を記したカードは(-_-メ)ヤダ!って(笑)

だから無理やりヨーロッパ的な月桂樹の冠をかぶせたり

聖書に出てくる神獣みたいなのを

四隅に書き込んじゃったのかなぁとw

あれ、本当は何だったんでしょうね~?

好奇心が旺盛な私なので、実に気になります(*_ _)???

ともかく、本当は昔の「最高神」の絵だったと思います。

たとえば大地母神ガイアだったりイシュタルだったり

日本なら天照大神(あまてらすおおみかみ)とかだったり。

特に、カードの意味を重視すれば

自分の息子に危険な武器を渡すガイアよりも

自身は指針を示さず、神々の車座相談をしていた

アマテラス大神のほうが、近いイメージです。

意味を知るにあたって、逆からのアプローチをしますと

仮に、本当に「マギの王冠」を示すとすれば

「魔女の女王様」みたいなものですから

人間とは絶対に「契約=拘束」をしない・うけない人であり

大気(エア)を纏っているので、裸体で描かれて◎です。

見合った犠牲(代償)を払い、人外と契約してこそ

本当の魔女となる、というのが「魔女」なので…。

しかも「女王様→最高レベル」の魔女ですから

特殊な才能(インスピレーション)に富んだ

非常~~~に賢く気高い存在だと想像されます。

森羅万象を緻密かつ正確に読み取り

それらを生かす為に邪魔なものを完全に排除し

一足飛びに正解を導きだすのです。

「天才は先に答えを知っている」という言葉がありますが

まさにピッタリな表現です。

うまく言えませんが

「数式なんかに興味はないけど、答えは知ってる」

って、答えだけスラっと書いちゃう人というか。

そのレベルまで森羅万象と「調和」しきれた人は

もはやオカルティストではなく

超一流の現実主義者に見えるかもしれません。

しかし、そこまで「自己を世界と調和させた人」って

「自分がある」状態ではなくなってしまいますね。

目的を持っている人にはどうしてもバイアスがかかるのですが

この天才にはそんな矮小なことは無縁な様子ですから。

古代の大いなる神と、最高の魔女(何かを超えた天才)の

2つの顔をじっくり考察すると、このカードの正体は

「完全なる調和」と「自己喪失」だと思えます。

「自己喪失」というのは、ヘンな意味じゃなくて、

オリンピックで優勝した瞬間、完全な満足を得て

目的を失う天才アスリートのような意味です(*^_^*)

大きな会場に満員のお客さんと一体化して

最高の盛り上がりを見せるステージの名女優(歌手)とか。

ガラスの仮面じゃないですけど

一流の選手や女優さんたちが、自分の理想のイメージに近い形で

その「役・姿」に完全になりきれた時って

たぶんもう自己喪失してますよね。

意識して指先をどうこう、なんてレベルじゃない

「神がかり的な瞬間」というか。

自分でも後で驚くような成果が出せそうですね(*^_^*)

というわけで、このカードの意味は

完全な何かとの調和・融和の実現です。

実に豊かな意味を持つカードで、私も大好きですが

それだけに、ちょっと注意する点もあります。

一つは、あまりに目立ちすぎることが

「周囲の敵意を呼び込みやすい」こと。

もう一つは、それが「瞬間的なもの」になりやすいことです。

ですので、このカードが出たからと言って

安易な気持ちでデッキに向かわないでほしいと思います。

天才にせよ神話にせよ、永遠に完全無欠なんてことは

絶対にありえないからです。

もしこのカードが最終結果に出ましたら

御神籤を引きに行ったり、印象の強い夢を

夢占いなんかで解析してもいいと思います。

ちょっとした違和感やふと思いついたことも

緻密に正確に、読み取ってほしいなと思います。

「⑱月」から「㉑世界」までの4枚のカードは

とても宗教色の強い原始的な世界観を表現しています。

「超本能的な世界」と言ってもいいかもしれません。

「月」で死期を悟り、対の「太陽」で

残りの生を全うすることを受け入れる。

「審判」と「世界」も実は対になっています。

「審判」は肉体的な存在意義や平凡さの価値を示し

「世界」は精神の存在意義や非凡さの価値を示しています。

なにかの非凡な世界観を体感した人は

もう普遍的な世界観とは相いれない存在に

なってしまうことも多いかもしれません。

悪い意味で出れば、過去の栄光にすがる人。

良い意味で出れば、天才の世界の先駆者(求道者)。

残念ながら、特にこれといったものがない凡人からすると

両方とも理解しがたい存在です(;´∀`)

「なんて横柄な態度だろう!」みたいな感じで

誤解されることも多くなるかもしれません。

単純に言動の基準が違うだけなんですけども…。

有名税ってヤツで、多少のおつりが返ってくることは

仕方ないと覚悟したほうが生きやすいかもしれませんね(;´∀`)

というわけで最後のカード「⓪愚者」の世界に進みます。

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